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胃カメラ・大腸カメラの鎮静剤と鎮痛剤の違い|新しい鎮静剤「アネレム」について解説

2026/06/11




消化器内視鏡検査における「鎮静剤」と「鎮痛剤」について

胃カメラや大腸カメラに対して、「苦しそう」「つらそう」というイメージをお持ちの方は少なくありません。
岡山市北区の消化器内科えばらクリニックでは、できるだけ安心して内視鏡検査を受けていただけるよう、必要に応じて「鎮静剤」や「鎮痛剤」を使用しています。
今回は、それぞれの違いや、当院で導入している新しい鎮静剤「アネレム」についてご紹介します。


内視鏡検査の「鎮静剤」と「鎮痛剤」の違い

内視鏡検査で苦痛を軽減する目的で追加されるお薬には、大きく分けて「鎮静剤」と「鎮痛剤」があります。


鎮静剤 鎮痛剤
不安や緊張を和らげるお薬 痛みを和らげるお薬
鎮静剤は、検査に対する不安や緊張をやわらげ、ウトウトした状態をつくるお薬です(眠ったようなリラックスした状態になるイメージです)。
「気づいたら検査が終わっていた」と感じられる方も多く、特に「以前に口からの胃カメラを受けてつらかった」という方にはおすすめです。
一方、鎮痛剤は「痛み」を抑えるためのお薬です。
当院では主に大腸カメラの際に使用しており、腸が引き伸ばされる際のお腹の張りや痛みを和らげる効果が期待できます。


つまり、
  • 鎮静剤 = 緊張や不安をやわらげる
  • 鎮痛剤 = 痛みをやわらげる
という違いがあります。

いずれのお薬も、量が多すぎると血圧や呼吸に影響する可能性があります。
そのため当院では、患者さんの状態に合わせて量を調整しながら、モニター機器で全身状態を確認して安全に使用しています。


当院では「アネレム (レミマゾラム) 」を第一選択として使用しています

岡山市北区の消化器内科えばらクリニックでは、比較的新しく保険適用となった鎮静薬「アネレム (レミマゾラム) 」を、地域でも早い段階から導入しています。

アネレムには、従来のお薬と比べていくつか特徴があります。


速やかな作用とスムーズな覚醒

速やかな作用とスムーズな覚醒
アネレムは作用の立ち上がりが早く、検査後の目覚めも比較的スムーズです。
従来から広く使われているミダゾラムと比べても、検査後のふらつきや眠気が長引きにくいことが期待されています。
実際に使用された方からは、

「気づいたら検査が終わっていた」
「検査後も頭がすっきりしていた」

といったご感想をいただいています。
そのため当院では、現在アネレムを鎮静剤の第一選択薬として使用しています。

一方で「眠気が長引いてもよいので、しっかり眠った状態で検査を受けたい」というご希望の方には、従来のお薬であるミダゾラムを使用することもあります(お身体の状態や過去の検査での状況などにより判断します)。

お一人おひとりに合わせ、効果だけでなく安全性も重視してお薬を選択するようにしています。


鎮静剤・鎮痛剤とも検査後には安静が必要です

鎮静剤・鎮痛剤とも検査後には安静が必要です
鎮静剤や鎮痛剤を使用した場合、検査後もしばらくお薬の影響が残る可能性があります。
そのため当院では、
  • 検査後に一定時間、院内で休んでいただく
  • 当日のお車・バイク・自転車の運転を控えていただく
ようお願いしています。

「少し眠いだけだから大丈夫」と思っていても、判断力や反応速度が低下している場合があります。
安全のため、ご来院の際はご家族の送迎や公共交通機関の利用をご検討ください。


「運転への影響が気になる」という方へ

「運転への影響が気になる」という方へ
岡山市北区のえばらクリニックでは経鼻胃カメラも可能です

「仕事の都合で車を運転する必要がある」
「鎮静剤は少し不安」

という方には、経鼻内視鏡(鼻から入れる胃カメラ)という方法もあります。
口からの胃カメラと比べて嘔吐反射が起こりにくく、鎮静剤を使わなくても身体への負担を軽くできる可能性があります。
もちろん苦痛の感じ方には個人差がありますし、鼻腔などお身体の状況によっては難しい場合もありますので、診察時にご相談しながら検査方法を決めていきます。


安心して内視鏡検査を受けていただくために

内視鏡検査は、胃がん・大腸がんをはじめ、多くの病気の早期発見につながる大切な検査です。
「以前つらかった」
「苦手意識がある」
という方にも、少しでも安心して内視鏡検査を受けていただけるよう、当院では検査方法やお薬の選択にも配慮しています。
気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。






えばらクリニック
 院長 江原 弘貴
2003年 岡山大学医学部医学科を卒業、医師免許を取得
岡山大学病院 第二内科(現 血液・腫瘍・呼吸器・アレルギー内科)に所属
2011年~ 日本内科学会 総合内科専門医
2013年~ 日本消化器病学会 専門医
2016年~ 日本消化器内視鏡学会 専門医