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漢方内科について


漢方内科について
当クリニックの診療では、西洋医学だけでなく漢方も取り入れています。
病状と体質について詳しく伺い、診察したうえで「どちらに比重をおくか」を判断しています。

西洋医学では、まず診察や検査で「病名」を診断します。治療は「病名」、つまり「原因」を取り除いたり、抑えたりする方ことを目指します。
一方、漢方ではまず「病状」を判断します。治療は「病状」、つまり「状態」を健康なものに戻していくことを目指します。

各々の長所を活かして、おひとりおひとりに合った治療方法を提案していきます。



このような疾患・症状でお困りの方は、
お気軽にご相談ください。
  • 自立神経失調症
  • 過敏性腸症候群
  • 慢性疲労症候群
  • 虚弱体質(疲れやすい)
  • 月経前症候群
  • 前立腺肥大
  • 腰痛
  • 肩こり
  • こむら返り
  • 坐骨神経痛
  • 消化不良
  • 慢性胃炎
  • 慢性膀胱炎
  • 膀胱炎症状
  • 頻尿
  • 慢性下痢
  • 湿疹
  • アレルギー性鼻炎



主な処方漢方薬

クラシエ甘草湯(1日2回) クラシエ甘草湯(1日2回)

対象となる症状
喉の痛み、咳、痰
クラシエ柴胡桂枝湯(錠剤) クラシエ柴胡桂枝湯(錠剤)

対象となる症状
長引く風邪(咳、鼻汁、喉の痛み、身体の怠さ)

コタロー麻黄附子細辛湯(カプセル)

対象となる症状
喉の痛み、鼻水、寒気


ツムラ 1番 葛根湯 ツムラ 1番 葛根湯

対象となる症状
風邪気味(「寒気」くらいの段階)、肩こり
ツムラ 5番 安中散 ツムラ 5番 安中散

対象となる症状
胃の痛み
ツムラ 17番 五苓散 ツムラ 17番 五苓散

対象となる症状
嘔気、下痢、幻暈、頭痛
ツムラ 23番 当帰芍薬散 ツムラ 23番 当帰芍薬散

対象となる症状
冷え、むくみ、更年期障害
ツムラ 24番 加味逍遥散 ツムラ 24番 加味逍遥散

対象となる症状
冷え、便秘、更年期障害
ツムラ 29番 麦門冬湯 ツムラ 29番 麦門冬湯

対象となる症状
咳、喉の違和感、痰
ツムラ 30番 真武湯 ツムラ 30番 真武湯

対象となる症状
冷え、下痢、お臍周りの痛み、身体の怠さ
ツムラ 41番 補中益気湯 ツムラ 41番 補中益気湯

対象となる症状
身体の怠さ、気力低下
ツムラ 43番 六君子湯 ツムラ 43番 六君子湯

対象となる症状
欲低下、胃もたれ
ツムラ 51番 潤腸湯 ツムラ 51番 潤腸湯

対象となる症状
便秘、肌・髪・爪の荒れ
ツムラ 54番 抑肝散 ツムラ 54番 抑肝散

対象となる症状
イライラ、不眠症
ツムラ 60番 桂枝加芍薬湯 ツムラ 60番 桂枝加芍薬湯

対象となる症状
お臍周りの痛み、便秘・下痢
ツムラ 63番 五積散 ツムラ 63番 五積散

対象となる症状
冷え、お臍周りの痛み
ツムラ 68番 芍薬甘草湯 ツムラ 68番 芍薬甘草湯

対象となる症状
けいれん、ひきつけ
ツムラ 84番 大黄甘草湯 ツムラ 84番 大黄甘草湯

対象となる症状
便秘
ツムラ 100番 大建中湯 ツムラ 100番 大建中湯

対象となる症状
お臍周りの冷え、お腹の張り、お腹の手術後の便秘予防
ツムラ 107番 牛車腎気丸 ツムラ 107番 牛車腎気丸

対象となる症状
腰痛、下半身の冷え、頻尿、足のむくみ





漢方の飲み方・当院の方針

※ここでおすすめしている服用方法は、当クリニックにおける考え方です。添付文書や他の医療機関の見解・用法を否定するものではありません。
・食前30分の服用が原則ですが、直前(忘れて食べてしまったら食後)でもかまいません。
・最後の文字が「湯」のものは原則お白湯で、「散」のものはこだわりありません。
・飲み口や匂いがよほど合わないと感じられなければ、原則として1週間~10日間は服用いただきたいです。
(そのくらい飲めば効果があるか判定できます)
・顆粒が飲みにくいようならお白湯に溶いて服用してもかまいません。



漢方内科での診察をご希望の方へのお願い

漢方内科について
漢方内科での問診では、体質についてご質問することがあります。「暑がりか寒がりか」「食欲・お通じ・睡眠の状況はいいか」など、事前に想定していただけるとスムーズに診療が進みます。
漢方内科について
過去の健診や検査で異常があった場合、漢方薬でなく西洋医療による治療をお勧めする場合があります。過去の検査結果がわかるものをお持ちであれば、ご持参いただけると助かります。
漢方内科について
漢方内科では、状態把握のために症状に関わらずお腹を診察させていただきます。コルセット着用の方は、事前に外していただくなどご協力をお願いします。



よくある質問


Q.漢方は長く飲まないと効かないのですか?
A.汗を出して熱を下げたり、喉やこむら返りの痛みを止めたりといった薬は即効性があります。
(昔の方も「1週間後に効いてくる風邪薬」では困ったでしょうし…)
その一方でじっくり効いてくるタイプの薬はおおむね10日~2週間程度で効果が出てきます。

Q.妊娠中でも、漢方薬を服用しても大丈夫ですか?
A.ほとんどの場合は大丈夫です。
ただ下剤やアレルギーをお持ちの成分が含まれているものは、できれば控えていただいた方がよいと思います。

Q.漢方薬には副作用はないのですか?
A.様々な成分が含まれるため、アレルギー反応や血液検査異常といった副作用はあり得ます。
年単位で続けた結果として出てくるものもありますので、やはり医師・薬剤師にご相談いただくことをお勧めします。

Q.えばらクリニックでは漢方薬しか処方してもらえないのですか?
A.当クリニックではお困りの内容に応じて西洋薬と漢方薬を使い分け、または併用しています。
各々の薬に「得意なところ・苦手なところ」がありますので、お互い補えるようにと考えています。

Q.漢方薬は値段が高くないですか?
A.健康保険で認められた薬を使われる分には、そこまで大きな額にはならないと思います。
(生薬そのものを組み合わせる「煎じ薬」は健康保険が利かないため、高額になりがちです)

Q.漢方の治療で注意することは?
A.西洋薬と同じく用法・用量を守っていただくことはもちろんですが、薬の持つ「温める」「冷やす」性質に合わせて
飲みものの温度に気を配っていただけるとより効果が見込めます。