過敏性腸症候群(IBS)とは
小腸・大腸に炎症(荒れたり腫れたり)や閉塞(詰まったり)といった物理的な異常がなく、「動き」の異常でお腹の
痛みやお通じの不調が続いている状態です。
日本消化器病学会からのガイドラインでは「腹痛もしくは腹部不快感とそれに関連する便通異常が慢性もしくは再発性に
持続する状態」と定義されています。
痛みやお通じの不調が続いている状態です。
日本消化器病学会からのガイドラインでは「腹痛もしくは腹部不快感とそれに関連する便通異常が慢性もしくは再発性に
持続する状態」と定義されています。
原因
様々な「ストレス」、またそれに連なる不規則な食事などの生活習慣の変化が発症の引き金になることがあります。
症状
おおよそ3か月程度の期間をもって、週に1回以上の頻度でお腹の
痛みや不快感が続きます。
痛みの場所は一定しないことがあり、お通じが出ること、またその回数や硬さによっても症状の程度は変わってきます。
自然に落ち着く場合もある一方で、多くの場合は似たような症状を半年以上の間隔で繰り返します。
痛みや不快感が続きます。
痛みの場所は一定しないことがあり、お通じが出ること、またその回数や硬さによっても症状の程度は変わってきます。
自然に落ち着く場合もある一方で、多くの場合は似たような症状を半年以上の間隔で繰り返します。
検査方法
物理的に異常がないことが診断の前提であるため、まず血液検査と大腸カメラを行います。
また腸以外に疾患が隠れていないか、腹部エコーやCTも適宜追加していきます。
また腸以外に疾患が隠れていないか、腹部エコーやCTも適宜追加していきます。
治療方法
「ストレス」への対応が根本治療ですが、症状そのものが「ストレス」になることもあるため、まずは腸の動きを穏やかにしてくれるようなお薬(漢方薬を含む)を調節します。
一方で食事や睡眠など生活習慣の影響も大きいことから、そちらについても相談しながら
少しずつ整えていきます。
一方で食事や睡眠など生活習慣の影響も大きいことから、そちらについても相談しながら
少しずつ整えていきます。
予防方法
規則正しい生活と「ストレス」を溜めないこと、ということになります(実際にはなかなか…)。
また症状の経過が長いことから、早め・定期的に医療機関を受診して物理的な異常がないことを確認しておくと
診断・治療がスムーズに進むと思います。
また症状の経過が長いことから、早め・定期的に医療機関を受診して物理的な異常がないことを確認しておくと
診断・治療がスムーズに進むと思います。
えばらクリニック
院長 江原 弘貴
院長 江原 弘貴
2003年 岡山大学医学部医学科を卒業、医師免許を取得
岡山大学病院 第二内科(現 血液・腫瘍・呼吸器・アレルギー内科)に所属
2011年~ 日本内科学会 総合内科専門医
2013年~ 日本消化器病学会 専門医
2016年~ 日本消化器内視鏡学会 専門医
岡山大学病院 第二内科(現 血液・腫瘍・呼吸器・アレルギー内科)に所属
2011年~ 日本内科学会 総合内科専門医
2013年~ 日本消化器病学会 専門医
2016年~ 日本消化器内視鏡学会 専門医