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逆流性食道炎

2021/02/05


逆流性食道炎とは

胃の中身(主に胃酸)が食道へ上がってくることで食道の粘膜を痛める状態です。

時々耳にしますが、胃から逆流して食道を痛めるので「逆流性『胃炎』」という病名ではありません…。

原因

  • 食後30分~1時間のうちに、横になるなど頭を低い位置にもってくる
  • 胃と食道の間を締めている筋肉が緩んでしまう
  • 胃から十二指腸へ内容物を流していく動きが低下している
などが挙げられます(後の2つは肥満や生活習慣、お薬などが関係していることもあります)。

症状

  • 胸焼け
  • 口の中に酸っぱいのが上がってくる
  • 咽頭痛(いんとうつう:のどの痛み)
  • 咳嗽(がいそう:せきこむこと、せき)
  • 喘鳴(ぜんめい:呼吸をするときに、「ヒューヒュー」
    「ゼーゼー」などと音がすること)
というように、様々な症状が起こり得ます。

「姿勢によって症状が生じる」という点が特徴的といえるでしょう。

(ただし、横になっての喘鳴は心不全の兆候、というように必ずしもそうとはいえません)

検査方法

食道粘膜の痛み具合を確認するため、まず胃カメラを行います。

抵抗がある場合はお薬を試しに飲んでみる(ただし市販薬では不十分なことが多い)という方法もありますが、他の疾患と区別するためにも一度は確認しておく方がよいでしょう。

治療方法

胃酸を抑えるお薬や胃の動きを整えるお薬を使います。

その一方で「症状が出る姿勢・タイミング」をなるべく避けていただき、体重コントロールをお勧めしています。

予防方法

  • 食後30分~1時間(飲酒後は長めに)は頭を高い位置に保つ
  • 刺激が強い、または「こってり」したお食事を控えめにする
  • 炭酸飲料・カフェイン飲料・お酒を減らす
  • 適正体重(身長(m)の2乗×22~25)を保つ
といったことが挙げられます。

特に「頭をかがめる」動作は日常生活で多いため、意識して取り組むことで症状の頻度を減らしやすいです。


えばらクリニック
 院長 江原 弘貴
2003年 岡山大学医学部医学科を卒業、医師免許を取得
岡山大学病院 第二内科(現 血液・腫瘍・呼吸器・アレルギー内科)に所属
2011年~ 日本内科学会 総合内科専門医
2013年~ 日本消化器病学会 専門医
2016年~ 日本消化器内視鏡学会 専門医