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胃内視鏡検査(胃カメラ)をお勧めする症状
  • みぞおちのあたりに痛みがある
  • のどがつまる
  • 胸焼け・もたれる感じがする
  • 食欲がわかない・食べられない
  • なんとなく胃の調子が悪い
  • 黒い(のりの佃煮のような)便が出る
  • ダイエットしているわけでもないのに体重が減ってきた
  • 以前にピロリ菌の治療を受けた
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍と言われたことがある
  • 健診や人間ドックで「慢性胃炎」と言われた
  • 健診や人間ドックで「ピロリ菌がいる(かも)」と言われた
  • 今までバリウムの検査しか受けたことがない



「今までで一番楽だった。」
そう思っていただける胃カメラ検査を目指しています。


胃内視鏡検査(胃カメラ)を検討中の方へ、まずお伝えしたいこと
皆さんは、胃カメラについてどのようなイメージをお持ちでしょうか。程度の差はあれ、心電図やレントゲン撮影の検査よりも「しんどそう…」とイメージされる方が多いでしょう。説明を聞いてこの検査が必要と納得はできても、「できれば受けたくはないな」というのが実際のところと思います(かくいう私自身も「喜んで受けます!」とは言いづらいです…)。

でも胃カメラでないと分からないことがあるのも事実。
だからこそ、私は消化器内科医になった2004年からずっと「どうすれば胃カメラで患者さんの苦痛を少なくできるのだろうか」と考え続けてきました。(「検査で病気を見つける」のは当たり前、最低限のラインだという気持ちで臨んでいます)



胃内視鏡検査(胃カメラ)を検討中の方へ、まずお伝えしたいこと
検査中の表情、検査後の動作や思わず漏れる言葉、もちろん直接のご感想…いろんなことから「今のはしんどかったんだ」「こうするとちょっとは楽かな?」と振り返って、自分が受けるときには画面を見ながら自分の身体で体感して、今でも試行錯誤の連続です。

一人でも多くの方に「これならまた検査を受けられる」と思っていただければ、次の機会に繋げられるかもしれない。また受けていただくことさえできれば、「前の検査がしんどかったから受けないでいて、発見が遅れた…」なんてことが少しでも減らせるかもしれない。
働く環境や立場は変わっても、ずっと変わらず持ち続けている私の気持ちです。

当クリニックで、胃カメラは一番お勧めしたい診療だと思っています。
どうぞいつでもご相談にいらしてください。

胃・大腸カメラ担当(消化器内視鏡専門医) 江原 弘貴(院長)





胃内視鏡検査(胃カメラ)でできること


胃内視鏡検査(胃カメラ)でできること
のど(咽喉頭)から、食道-胃-十二指腸までを検査します。
粘膜の色調変化、凹凸などを直接観察することで、多くの情報を得ることができるので、がんの早期発見にとても有効です。
また、異常を疑った場合、生検を行って確定診断を得ることもできます。



胃内視鏡検査(胃カメラ)でわかる病気


咽喉(のど)・食道の観察と病気
  • 咽喉がん
  • 逆流性食道炎
  • 食道がん
胃・十二指腸の観察と病気
  • ピロリ菌と胃炎
  • 胃がん



えばらクリニックの胃カメラの特徴


えばらクリニックの胃カメラの特徴
1.内視鏡専門医が担当します
当クリニックでは、内視鏡専門医が内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を担当します。
これまでのキャリアで培った専門性の高さを活かして、小さな病変も見逃さない精度の高い検査を行います。




「細い」胃カメラで内視鏡専門医の検査を受けられます
2.「細い」胃カメラで検査を受けられます
当クリニックでは、鼻からでも入れられる「細径」スコープで胃カメラを受けられます。
カメラ直径(写真右)は6mmと通常径(写真左)の3分の2、断面積は約4割です。
「胃カメラは痛い、辛いから…」という方、ぜひ一度お試しください!




「眠ったまま」検査を受けていただくことも可能です
3.「眠ったまま」検査を受けていただくことも可能です
普段の胃カメラでは、喉にスプレー式の麻酔をかけて行いますが、注射の薬を組み合わせることで
うとうと~眠った状態で検査を受けていただけます。

「怖そう」というイメージや「前に検査を受けたとき大変だった」というご経験から、
「どうしても身構えてしまう…」という方にお勧めします。


ただ、初めて検査を受けられる方が眠って受けられると、今後、起きた状態での検査に対してハードルが高くなってしまうことがあります。
こうなってしまうと、この先に検査を受けられる医療施設が限られてくるといった不都合が生じかねません。

実際に当クリニックでこのような説明の後に起きた状態で受けられた方の中には、想像していたよりもずっと楽に受けられたと仰って下さる方も多くいらっしゃいますので、一度は起きた状態で検査をお受けになることをお勧めします。


※注射の薬は長時間影響が残ってしまうため、検査後~検査当日はお車や自転車の運転をお控えいただく必要があります。
 ご家族のご送迎やタクシーなどでご来院ください。
 また、前後を含めて安全に検査を行っていくため、曜日やお身体の適応を限定させていただいております。
 詳しくは診察の際にお尋ねください。




診察エリアから離れ、静かな落ち着いた部屋で検査します
4.診察エリアから離れ、静かな落ち着いた部屋で検査します
当クリニックでは、胃カメラおよび大腸カメラ専用の検査室があります。
待機室と併せて診察エリアから少し離れた場所にあり、静かな落ち着いた空間で検査を受けられます。
冷暖房はもちろん「眠って」受ける検査にも対応しており、そのための設備も備えています。




内視鏡検査の方専用のトイレ・更衣室付き待機室もあります
5.内視鏡検査の方専用のトイレ・更衣室付き待機室もあります
検査前にリラックスしてお待ちいただけるよう、検査室の隣に専用の待機室を用意しました。
特に大腸カメラでの下剤服用やお着替えの面に配慮し、更衣室と専用のトイレを併設しています。
検査前はもちろん、検査後にお休みいただくスペースとしてもご活用いただけます。





高機能の検査システムで、胃がんの早期発見へ


当クリニックで使っている内視鏡検査システムには「特殊光観察」という機能が備わっています。
特に「BLI」「LCI」という2つのレーザー光観察では、特定の波長の光を強調することでより詳しく観察できます。
血管の分布や太さ、組織構造の均一性といった情報から観察部位の状態を知ることが出来るため、組織検査を行うかどうか、また行うならどのあたりが適当かといったことをリアルタイムに評価することが可能です。

実際の様子
60歳台の男性、検診での胃カメラの画像
60歳台の男性、検診での胃カメラの画像です。
画面中央やや左、少し赤くなってへこんでいる部分があります。周りは少し盛り上がっています。
*ご本人の許可を得て掲載しています。

当クリニックの内視鏡システムに搭載された、レーザー光(もちろん無害です)による観察
当クリニックの内視鏡システムに搭載された、レーザー光による観察に切り替えてみます。
左の写真に比べて、赤くなっている部分がより際立って見えます。
一つ前の写真に比べて、赤くなっている部分がより際立って見えます。



赤みの部分は周囲より粒が小さく、大きさも不揃いで「胃癌」を思わせる変化
設定を変えて近づいて観察してみると、赤みの部分は他より粒が小さくて不揃いなように見えます。
こういった変化から、この病変はおそらく「胃がん」だろうと考えました。
細胞検査を追加したところやはり「胃がん」であり、早期に発見できたため総合病院へ入院のうえ胃カメラ
手術で治療されることになり、短期間の入院で完治されました。



胃がん検診の二次精密検査


バリウムでの胃がん検診をお受けいただいて胃がんの可能性が否定できない異常があった場合、二次精密検査をお勧めすることがあります。

バリウムにはレントゲンで白く写る性質があるため、この乗り具合を利用して「影絵」のように見ることができるのですが、これで分かるのは「凸凹」についての情報が大半です。
また、早期の胃がんはしばしば「段差の少ない形」をとることがあり、三次元的な胃の写真ではなおさら判別が難しいという問題があります。

そのため、わずかに見える異常でも精密検査が必要になってくるというわけです。
当クリニックでは胃がんの二次精密検査に相当する胃カメラもお受けいただくことが出来ます。



ピロリ菌の検査・除菌治療


ピロリ菌の検査・除菌治療
ピロリ菌に感染すると、胃の粘膜が傷つけられたり、炎症が起こります。
ピロリ菌は胃・十二指腸潰瘍や胃がんの原因の一つとして知られていますが、他にも血液疾患や蕁麻疹などを起こすこともあります。

ピロリ菌がいるかどうか?は血液・尿・便の検査で調べることができます。
しかし大切なのは「胃の中の状態」「胃がんの有無」ですので、これらの検査を受けられる前に必ず胃カメラ検査を受けるようにしましょう。※

※原則として胃カメラ検査の後(半年~1年間)でないと健康保険でのピロリ菌検査はできないことになっています。(不可能ではありませんが、これを守らなかったばかりに「血液検査で陰性とされたが実際には陽性で、状態が悪化してから胃カメラで進行胃がんが見つかる」というようなケースを時に経験します)

当クリニックでは、ピロリ菌の検査や除菌治療もお受けしています。気になる方はご相談ください。



検査の費用

医療保険の負担割合によりますが、おおよそ下記のような費用となります。
初診・再診料、血液検査などの諸検査料は、別途必要となります。

検査・処置の内容 3割負担の方 1割負担の方
基本 胃カメラ検査 4,000円 1,500円
追加 病理検査 +5,000円~8,000円 +1,500円~2,000円
ピロリ菌 +800円 +300円



よくある質問


Q.胃内視鏡検査に麻酔は使用しますか?
A.局所麻酔薬へのアレルギーがない限り、喉に局所麻酔のスプレーを使用します。
 「全身麻酔(注射で眠った状態にする)」については原則土曜日のみとさせていただきます。

Q.経鼻か経口か選択できますか?
A.選択はできませんが、経鼻で挿入できる細いカメラを使用します。

Q.胃内視鏡検査の費用はどのくらいですか?
A.詳しくはこちらをご覧ください。

Q.どんな範囲まで見ることができますか?
A.喉元から食道、胃を通って十二指腸(小腸の一部)まで見ることができます。ただし喉元はむせてしまうことが多いため、詳細な観察は難しいことがあります。