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大腸内視鏡検査(大腸カメラ)をお勧めする症状
  • 便秘/下痢がち
  • お通じの後に拭くと血のようなものが付いている
  • 赤黒い便が出る
  • 食欲がわかない・食べられない
  • ダイエットしているわけでもないのに体重が減ってきた
  • ポリープを患った家族がいる
  • 以前から痔がある
  • 胃カメラで原因が分からないお腹の症状が続いている



大腸内視鏡検査(大腸カメラ)でできること


大腸内視鏡検査(大腸カメラ)でできること
大腸(直腸から盲腸)と小腸の終わり部分について、もっとも高い精度で観察できる検査です。
病気を診断するための組織検査や、検査中に発見されたポリープの治療を行うことができます。



大腸内視鏡検査(大腸カメラ)でわかる病気


大腸にできる腫瘍
  • 大腸ポリープ
  • 早期大腸がん
  • 進行大腸がん


腫瘍以外の病気
  • 痔核
  • 大腸憩室
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病





えばらクリニックの大腸カメラの特徴


内視鏡専門医が担当します
内視鏡専門医が担当します
当クリニックでは、内視鏡専門医が内視鏡検査(胃・大腸カメラ)を担当します。
これまでのキャリアで培った専門性の高さを活かして、小さな病変も見逃さない精度の高い検査を行います。


お身体の状態やご希望により、痛み止めの注射を使います
大腸カメラは肛門から腸を奥へと進むため、その過程でお腹に違和感を感じることがあります。

お腹の手術を受けられていたり、便秘でいわゆる「腸が長い」と言われたりした方の場合、時に痛みが出てしまうこともあります。

そのようなことが想定される場合、また痛みが心配で検査をためらわれる場合のために、
2023年5月より痛み止めの注射を使って大腸カメラを受けていただけるようになりました。

もちろん、これまで同様にお身体に過度な負担が掛からないよう細心の注意を払って検査を行っていきます。

お薬の副作用などが心配な場合もあろうかと思いますので、痛み止めを使わずに大腸カメラを受けていただくことも可能です。

詳しくは診察の際にお尋ねください。

※注射の薬は長時間影響が残ってしまうため、検査後~検査当日はお車や自転車の運転をお控えいただく必要があります。
ご家族のご送迎やタクシーなどでご来院ください。


大腸カメラ検査でポリープが見つかった場合、状態によってはそのままポリープを切除できます
大腸ポリープの日帰り手術に対応します
大腸カメラ検査でポリープが見つかった場合、状態によってはそのままポリープを切除できます。
術後に食事・運動に一定の制限をお願いすることになりますが、その場での治療が可能です。
(右記写真:Digestive Endoscopy 2014; 26 (Suppl. 2): 98–103)
(上記写真:Digestive Endoscopy 2014; 26 (Suppl. 2): 98–103)

※出血や穿孔(穴が開くこと)という合併症の可能性もあるため、切除できない場合もあります。


診察エリアから離れ、静かな落ち着いた部屋で検査します
診察エリアから離れ、静かな落ち着いた部屋で検査します
当クリニックでは、胃カメラおよび大腸カメラ専用の検査室があります。
待機室と併せて診察エリアから少し離れた場所にあり、静かな落ち着いた空間で検査を受けられます。冷暖房はもちろん「眠って」受ける検査にも対応しており、そのための設備も備えています。


内視鏡検査の方専用のトイレ・更衣室付き待機室もあります
専用のトイレ・更衣室付き待機室もあります
検査前にリラックスしてお待ちいただけるよう、検査室の隣に専用の待機室を用意しました。特に大腸カメラでの下剤服用やお着替えの面に配慮し、更衣室と専用のトイレを併設しています。
検査前はもちろん、検査後にお休みいただくスペースとしてもご活用いただけます。



高性能の検査システムで、大腸がんの早期発見へ 


当クリニックで使っている内視鏡検査システムには「特殊光観察」という機能が備わっています。
特に「BLI」「LCI」という2つのレーザー光観察では、特定の波長の光を強調することでより詳しく観察できます。
血管の分布や太さ、組織構造の均一性といった情報から観察部位の状態を知ることが出来るため、組織検査を行うかどうか、また行うならどのあたりが適当かと
いったことをリアルタイムに評価することが可能です。

実際の様子
60歳台の男性、検診の二次精密検査での大腸カメラの画像です。画面中央、少し赤くなって盛り上がっている部分があります。
60歳台の男性、検診の二次精密検査での大腸カメラの画像です。
画面中央、少し赤くなって盛り上がっている部分があります。
*ご本人の許可を得て掲載しています。

当クリニックの内視鏡システムに搭載された拡大機能を使って拡大しています。表面の模様や色見がよく分かります。
当クリニックの内視鏡システムに搭載された拡大機能を使って拡大しています。
表面の模様や色見がよく分かります。



レーザー光による観察に切り替えて、更に拡大します。前の写真に比べて、表面の模様がより際立って見えます。画面左側の正常な粘膜と比べて長細くなっていますがバラバラではなく、良性腫瘍を考えました。
レーザー光による観察に切り替えて、更に拡大します。
前の写真に比べて、表面の模様がより際立って見えます。
画面左側の正常な粘膜と比べて長細くなっていますがバラバラではなく、良性腫瘍を考えました。

大きな鉗子(ワニ口のように挟む処置具)を使って切除しました。ごく少量の出血で、様子を見ている間に自然に止まりました。
大きな鉗子(ワニ口のように挟む処置具)を使って切除しました。
ごく少量の出血で、様子を見ている間に自然に止まりました。





大腸カメラ検査の流れ


検査の1週間前からお食事やお薬で腸の中身をできるだけ減らしていき、検査当日に2L相当の腸洗浄液を飲んで腸の中を空っぽにしてから検査していきます。
様々お身体の向きを変えていただきながら大腸の奥までカメラを進め、抜きながら大腸を観察していきます。
検査終了後、診察室で検査画像をご覧いただきながら、詳しく検査結果をご説明します。

大腸カメラ検査の流れ:(1)検査予約 検査予約
大腸カメラについては、事前の診察やお通じの処理が必要になるため、まず一度ご来院をいただいたうえで検査の実施曜日(火・木・金曜日)での検査日時を相談させていただいています。
上記事情につき、当日の大腸カメラ検査には対応しておりません。

また、服用されているお薬がある方は、お薬手帳など詳細の分かるものをご持参ください。

大腸カメラ検査の流れ:(2)検査前日 検査前日
● 検査の1週間前から
検査の1週間前から「腸の中に残りやすい食材」を避けるようにしていただきます。

● 検査の3~5日前から1日前まで
お通じを軟らかくする薬や下剤を服用していただきます。

● 検査の前日
夕食など固形物の摂取は21時までにお済ませください。
水分については特に制限はありません。
ご希望の方には、検査に適した食事のセットをご購入いただけます。

事前にお渡ししている検査説明・同意書にも改めて目を通しておいていただけると、当日に落ち着いてお過ごしいただけると思います。

検査当日
お目覚めになってから検査が終わるまで、水分以外は摂らないようにしてください。
お水(お白湯)・お茶についてはご自由にお飲みいただけます。
また、検査前に追加で水分を摂っていただく場合があるため、ペットボトルや水筒などでお水・お茶をご持参ください(クリニックでも有料でご用意できます)。

定期的に服用されている朝のお薬は基本的に服用せずにご来院いただきます。
(一部のお薬については事前にご案内しますので、その説明通りに服用してください。)

検査前

大腸カメラ検査の流れ:(3)検査当日 - 検査前 腸の中を空っぽにするため、管洗浄液を指定の時間から1.5時間ほどのペースでお飲みいただきます。
飲み始めから約1時間でお通じが出始めますが、2時間ほどすれば落ち着いてきます。
途中で気分が悪くなった場合は、飲むのを中止してすぐにスタッフへお知らせください。

5~10回のお通じが出て、便が透明で黄色の水のようになれば検査が可能です。
残渣がなかなかなくならない場合は、追加で水分を摂ったうえ腸を動かすためにクリニック内を少し歩いていただきます。

検査中

検査用の不織布パンツに履き替えていただき、検査台に左を下にして横になっていただきます。
場合によっては「胃の動きを抑えるお薬」や「痛み止め(鎮痛剤)」を肩から注射します。
膝を抱え込むような姿勢をとっていただき、お尻に局所麻酔のゼリーを塗ってから検査へ移ります。

検査後

大腸カメラ検査の流れ:(3)検査当日 - 検査後 検査終了後にはご様子を確認のうえ、検査後の諸注意事項をご案内します。
落ち着かれたらお着替えを済ませたうえで診察室へ移動していただき、検査画像をご覧いただきながら検査結果の説明と診察をお受けいただきます。

組織検査として一部粘膜を採取した場合
当日のアルコールを含めた刺激物は摂らないようにしてください。

「痛み止め(鎮痛剤)」を使用した場合
検査後1時間程度お休みいただいてからの検査結果説明・診察となりますが、お薬の影響は長時間続くため、当日の自動車・バイク・自転車などの運転は禁止とさせていただきます。
また、重要な判断や集中力を要するお仕事なども、お控えいただくことをお勧めします。

組織検査を行った場合の結果説明のための受診日予約について
検査中に採取した組織は外部の検査機関で詳しく調べてもらいます。
約1週間ほどで結果が当院に帰ってきますが、結果の内容によっては追加検査が必要になることもあり、その場合は最終的な結果が分かるまでの期間がもう少し延びます。
そのため、結果説明のための受診日予約は、
1)検査後7日目以降に当院にお電話いただき、最終結果が出ているかどうかを確認いただいてから予約をお取りいただく。
2)検査から約2週間目以降の次回の受診日(定期受診日など)にご説明する。
とさせていただいております。



大腸がん検診の二次精密検査


大腸がん検診をお受けいただいた結果、大腸がんの可能性が否定できない異常があった場合、二次精密検査をお勧めすることがあります。

大腸がん検診(検便)で「2回のうち1回以上で陽性(ごくわずかにでも血液成分が混じっていると判定された)」場合、実際には痔核や大腸憩室といった
進行しない病気も多いのですが、ポリープや大腸がんも十分にあり得ます。
「大腸カメラは受けたくないので検便の再検査をしてほしい」と仰りたいお気持ちは大変ごもっともなのですが、もし再検査で陰性(2回とも血液反応なし)でも
ご病気がないとはいえませんので、やはり内視鏡検査を受けられることをお勧めします。

当クリニックでは大腸がん検診の二次精密検査である大腸カメラもお受けいただくことが出来ます。



検査の費用

医療保険の負担割合によりますが、おおよそ下記のような費用となります。
初診・再診料、血液検査などの諸検査料は、別途必要となります。

検査・処置の内容 3割負担の方 1割負担の方
基本 大腸カメラ検査のみ 4,000~6,000円 1,200円~2,000円
大腸カメラ+ポリープ切除 20,000円~30,000円 8,000円~12,000円
追加 病理検査 +5,000円~8,000円 +1,500円~2,000円



よくある質問


Q.大腸内視鏡検査に麻酔は使用しますか?
A.局所麻酔薬へのアレルギーがない限り、肛門部分に局所麻酔のゼリーを使用します。
 「全身麻酔(注射で眠った状態にする)」については原則として行っておりません。

Q.日帰りポリープ切除はできますか?
A.当クリニックでのポリープ切除は、全例で日帰りで行っています。

Q.大腸内視鏡検査の費用はどのくらいですか?
A.詳しくはこちらをご覧ください。

Q.痛いですか?
A.大腸をカメラで引き寄せたり捻ったりするため、ある程度の違和感はどうしても出てきます。
 検査中に強い痛みがある場合には途中で中止し、より安全に受けられる医療機関へご紹介します。