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【内科医が解説】その冷え性、放置していませんか?症状・原因と病気の可能性

2026/05/21

冷え性の症状・原因と病気の可能性

冷え性は多くの方が悩む症状ですが、生活習慣だけでなく病気が原因となっている場合もあります。
本記事では、冷え性の主な症状や原因、受診の目安について内科医の視点から解説します。


冷え性の症状

小寒から大寒、立春と一年間で最も寒い時期、冷え症の方にはつらい時期かと思います。
冷え症は「手足の末端がいつも冷たい」「足先が冷えて眠れない」といった自覚症状だけでなく、全身の不調として現れることが少なくありません。代表的な症状には、倦怠感や疲れやすさ、下痢・軟便、腰痛や関節痛、むくみなどがあり、「なんとなく体調が悪い状態」が続くのが特徴です。


冷え性で末端や足先が冷える原因とは?

冷え性の原因としてまず挙げられるのが生活習慣です。
冷たい飲食物や甘いもの、果物の摂り過ぎ、運動不足や睡眠不足、シャワーのみで湯船に浸からない習慣は、体を冷やしやすくします。また、慢性的に冷房などの冷気にさらされる環境や、保温性の低い服装も影響します。一方で、甲状腺機能低下症や貧血、炎症性腸疾患、血管炎、副腎機能低下症など、病気が背景に隠れている場合もあり、症状が強かったり長引いたりする場合は注意が必要です。


女性の冷え性

冷え症は女性に多いとされますが、その背景には月経・妊娠・出産による「血」の不足や循環不全、ホルモン変動によるむくみやすさ、筋力や活動量の男女差があります。また、加齢に伴い筋力や消化機能が低下し、熱を生み出しにくくなることも冷えの一因です。


つらい冷え性の対策~冷え性改善のために~

冷え性改善のための生活習慣

冷え性改善のための生活習慣
対策の基本は「冷やさないこと」と「温めること」です。首・手首・足首の“三つの首”を保温し、定期的な運動で筋肉を使い、血流増加と熱産生を促します。入浴や足湯で体を芯から温め、十分な睡眠を取ることも大切です。


冷え性改善のための食事

冷え性改善のための食事
食事では体を温める食材を意識しましょう。生姜、シナモン、鶏・羊・鹿肉などジビエ料理、黒砂糖、紅茶などが知られています。
生姜湯は冷え対策として有名ですが、市販のインスタント製品には白砂糖が多く含まれ、効果が打ち消されることもあります。おろし生姜に黒砂糖や水飴、はちみつを加えた手作り生姜湯の方が、体を温める作用を実感しやすいでしょう。

日々の小さな工夫が、冷えにくい体づくりにつながります。
少しずつでも取り組んでいってみてください。


冷え性でこんな症状があるときは受診を検討しましょう

次の症状がある場合は、単なる冷え性ではない可能性があります。
  • 片足だけ強く冷える
  • 足先の色が白や紫に変わる
  • しびれ感や痛みを伴う
  • 強いだるさやむくみがある
これらの症状がある場合、単なる冷え性ではなく病気が原因となっている可能性があります。
血液検査や血管の検査、CT検査で病気が見つかる場合があります。


冷え性は原因を知れば改善できる

末端や足先の冷えは多くの方が悩む症状ですが、血流改善・生活習慣の見直し・筋力維持等によって改善が期待できます。
一方で、冷え性の原因に病気が潜んでいるケースもあるため、「いつもと違う冷え」を感じた場合は内科での相談をおすすめします。


当院でも血液検査などにより冷えの原因となる病気の有無を確認することが可能です。
気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。




えばらクリニック
 院長 江原 弘貴
2003年 岡山大学医学部医学科を卒業、医師免許を取得
岡山大学病院 第二内科(現 血液・腫瘍・呼吸器・アレルギー内科)に所属
2011年~ 日本内科学会 総合内科専門医
2013年~ 日本消化器病学会 専門医
2016年~ 日本消化器内視鏡学会 専門医