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【9月までの受診で特典あり】岡山市の「特定健診」で健康を守る

2026/08/05


最近、お腹周りが気になる。周りからも「そろそろメタボじゃない?」と言われる。いやいやビールも控えてるし、暑い中を毎日通勤してるし、まぁまだ大丈夫でしょ…ことはありませんか?「少し太っただけだし、痛くもなんともないから大丈夫」と軽く考えて(自分に言い聞かせて)しまいがちですが、ここでひとつ質問です。

「メタボ」って、そもそもなんですか?

…いかがでしょうか。「いいイメージ」ではないけれど、かといって「お腹周りが大きい」「体重が多い」「血圧/コレステロール/血糖値が高い」というだけでもないような…というところなら、医学的にいって「ほぼ正解」です。これらが組み合わさった状態を「メタボリックシンドローム(メタボ)」といいます。
ではどうして(時にはなんともいえない表情と口調とで)「あなた、メタボじゃない?」なんて言われてしまうのでしょうか。そしてなぜ上記のように「いやいや…」と反応してしまうのでしょうか。

今回は、メタボリックシンドローム(メタボ)の本当の「怖さ」と、それを見逃さないための取り組みとしての公的健診(費用については岡山市のものを採り上げています)についてお話しします。


メタボは「命に関わるドミノ」の最初の一枚

メタボリックシンドロームの仕組み
上に書いたように、メタボとは「内臓脂肪が蓄積した状態に加え、血圧、血糖、脂質の異常が複数重なっている状態」を指します。内臓脂肪の量は厳密にはお腹のCT検査で測定するのですが、放射線被ばくや費用の問題からお腹周り(腹囲)で判定することになっています。日本の場合、男性で腹囲85cm以上、女性で90cm以上が診断の基準となっています(基準値は国によって異なります)。

つまり、「お腹周りが基準値より大きいうえに、血圧/コレステロール/血糖値のうち2つ以上で異常値になっている状態」のことを「メタボ」というわけです。

このメタボが特に注意されるのは、一つひとつの数値が少し基準値を越える程度でも、複数が重なることで動脈硬化が急速に進行するからです。その結果、心筋梗塞や脳卒中といった命に直結するような大きな病気が立て続けに起こる「メタボリックドミノ」が引き起こされます。一つひとつの生活習慣病よりも警戒レベルを引き上げ、できることから取り組んでいただくことをぜひお勧めします。ただ、こうした本来の意味での「怖さ」の一方で、現実には冒頭で取り上げたような扱われ方をされかねないところに、もう一つの「メタボ」の「怖さ」があると思っています。

それは「メタボ」という言葉は「不摂生の象徴」、ひいては「自己管理能力の欠如」という「烙印」として機能することがある、という点です(だから「なんともいえない表情と口調」が伴い、「いやいや…」と反応してしまうのではないでしょうか)。

いずれかが原因ではあったかもしれなくても、これから先もそれが続くとは限りません。

お一人おひとりが「よい人生を過ごす基盤としての健康」を取り戻そうと頑張れるよう、えばらクリニックが伴走していきたいと思っています。

願わくば、お一人おひとりがお互いに心の中ででもエールを送り合う世界になりますように…。


岡山市の特定健診を活用しましょう

こういった記事をここまでお読みくださっている方々はおそらく「大丈夫」ではないかと思いますが、客観的に健康状態をチェックするために公的な仕組みとして用意されているのが、「特定健康診査(特定健診)」です。
(なお、下記の項目はいずれも岡山市の場合です。詳細はお住いの自治体からの案内をご確認ください)


対象と料金

40歳〜74歳の方 自己負担金はわずか500円です。
さらに、節目年齢(40・50・60・66歳)の方は無料で受けられます。
35歳〜39歳の方 「35歳からの健康診査」として2,050円で受診可能です。


検査内容

問診、身体測定(腹囲含む)、血圧測定、血液検査(脂質・血糖・肝機能・腎機能など)、尿検査など、約9,000円相当の内容が含まれています。


実施期間

6月1日から12月31日までとなっています。
さらに、9月までに受診すると、商品券やカタログギフトが当たるプレゼントキャンペーンの当選確率が2倍になるという嬉しい特典もあります。


えばらクリニックは岡山市の特定健康診査を実施しています

「どこで受ければいいかわからない」という方もご安心ください。当院は岡山市・総社市・吉備中央町の特定健診実施医療機関です。

受診の際は、市から郵送された
  • 「受診券」
  • 「健康保険証(またはマイナ保険証)」
を忘れずにお持ちください。もし受診券を紛失された場合は、市の専用ダイヤルで再交付の申請が可能です。


終わりに

メタボの改善には、運動や食生活、睡眠などの生活習慣の見直しが有効です。しかし、まずは「今の自分の状態を知ること」がすべての始まりです。
手遅れになる前に、特定健診を受けて健康寿命を延ばしましょう。当院では、皆さんの不安に寄り添い、健診結果に基づいた適切なアドバイスを行っています。ぜひお気軽にお電話でご予約ください。






えばらクリニック
 院長 江原 弘貴
2003年 岡山大学医学部医学科を卒業、医師免許を取得
岡山大学病院 第二内科(現 血液・腫瘍・呼吸器・アレルギー内科)に所属
2011年~ 日本内科学会 総合内科専門医
2013年~ 日本消化器病学会 専門医
2016年~ 日本消化器内視鏡学会 専門医

「のどの違和感」が続いていませんか? ~胃カメラでわかる病気が隠れていることもあります~

2026/08/05


「のどに何かが引っかかる気がする」
「食べ物が詰まっているような感じがする」
「のどがつかえる感じがある」
「痰のようなものが貼り付いているような違和感がある」
このような症状は、医学的には「咽頭違和感(いんとういわかん)」と呼ばれます。

実際の外来では、
  • のどがつかえる
  • 何かが引っかかっている
  • 異物感がある
  • 飲み込んだものが胃に落ちていかない感じがする
  • のどの奥がなんとなく気になる
  • いつも何かが貼り付いている感じがする
など、さまざまな表現で相談を受けます。
なかには、「うまく説明できないけれど、なんとなく気になる」とお話しされる方もいらっしゃいます。
痛みはないものの違和感が続いていたり、何か月も症状が改善しなかったりすると、「何かよくない病気でもあるのかしら…」などと気になるものです。

のどの症状というと耳鼻咽喉科の病気を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実際には、食道や胃の病気が関係していることも少なくありません。
そのため、症状が長引く場合には胃カメラ検査が役立つことがあります。


のどの違和感の原因は、実は胃や食道かもしれません

咽頭違和感の原因としてよくみられるものの一つが、胃酸の逆流です。
胃酸や胃の内容物が食道やのどまで逆流すると、粘膜が刺激され、「つかえる」「引っかかる」といった違和感につながることがあります。

当院でも、のどの違和感をきっかけに胃カメラ検査を行い、食道や胃の病気が見つかるケースは決して珍しくありません。


逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃酸が食道へ逆流し、炎症を起こす病気です。
代表的な症状は胸やけですが、
  • のどのつかえ感
  • のどの異物感
  • 慢性的な咳
  • 声のかすれ
など、のどの症状として現れることもあります。

胸やけをほとんど感じておらず、「のどの違和感だけ」が受診のきっかけになる方も少なくありません。
治療としては、胃酸を抑える薬の内服や食生活の見直し、体重管理などが基本になります。
また、食後すぐに横にならないことや、長時間前かがみの姿勢を続けないことも症状の改善につながります。


咽喉頭逆流症

胃酸が食道を越えて、のどの近くまで逆流する状態です。
食道よりも咽頭や喉頭への影響が目立つため、
  • のどがつまる感じ
  • イガイガ感
  • 声のかすれ
  • 空咳
などが主な症状になります。

風邪が治った後も咳や違和感だけが続く場合には、この病気が関係していることもあります。


好酸球性食道炎

近年増加しているアレルギー関連の食道疾患です。
食道に慢性的な炎症が起こることで、
  • のどの違和感
  • 飲み込みにくさ
  • 食べ物がつかえる感じ
などの症状がみられます。

以前はあまり知られていませんでしたが、胃カメラ検査によって見つかる機会が増えている病気の一つです。
適切な治療によって症状の改善が期待できます。


のどの違和感には注意が必要な病気が隠れていることもあります

咽頭違和感の多くは良性の病気によりますが、中には早期発見が大切な病気が隠れていることもあります。
その代表が食道がんです。

食道がんの初期には、
  • のどの違和感
  • 食べ物がしみる感じ
  • 飲み込む時の違和感
といった比較的軽い症状しか現れないことがあります。

また、食道の炎症や狭窄などが原因となって症状が出ている場合もあります。

「なんとなく気になるだけだから大丈夫だろう」と思っていた症状の背景に病気が隠れていることもあるため、症状が続く場合には一度確認しておくことが大切です。


のどの違和感は耳鼻咽喉科の病気やストレスが関係していることもあります

もちろん、咽頭違和感の原因は胃や食道の病気だけではありません。
慢性咽頭炎やアレルギー性鼻炎、後鼻漏などの耳鼻咽喉科疾患のほか、ストレスや自律神経の乱れが関与していることもあります。
ただし、症状だけで原因を見分けることは意外と難しいものです。
だからこそ、まずは胃や食道に異常がないかを確認することに大きな意味があります。


のどの違和感が続くなら胃カメラ検査をご検討ください

胃カメラ検査では、食道・胃・十二指腸を直接観察することができます。

そのため、
  • 逆流性食道炎
  • 咽喉頭逆流症の原因となる胃酸逆流
  • 好酸球性食道炎
  • 食道がん
  • 食道狭窄
など、のどの違和感の原因となりうる病気を詳しく調べることができます。
また、異常が見つからなかった場合でも、「重大な病気が隠れていないこと」を確認できるため、大きな安心につながります。

実際の診療でも、検査後に「病気がないと分かったら気持ちが楽になりました」と話される方は少なくありません。

のどの違和感が数週間以上続く方、症状を繰り返している方、飲み込みにくさを感じる方は、一度胃カメラ検査を検討してみませんか?
症状の背景にある原因を明らかにすることが、適切な治療への第一歩になります。






えばらクリニック
 院長 江原 弘貴
2003年 岡山大学医学部医学科を卒業、医師免許を取得
岡山大学病院 第二内科(現 血液・腫瘍・呼吸器・アレルギー内科)に所属
2011年~ 日本内科学会 総合内科専門医
2013年~ 日本消化器病学会 専門医
2016年~ 日本消化器内視鏡学会 専門医